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お客様インタビュー

株式会社オーケー印刷社様

マーケティングと人材育成の両面で会社が成長。コンサルティング費用は、社員教育の一環だと考えています

株式会社 オーケー印刷社様
右から松田さん、遠田佳酉さん、倉田昇一郎社長、高橋原生さん、佐藤隆さん、河島

 

飲食店などの小売店向けに販促ツールを提供している株式会社 オーケー印刷社様。創業時は、大手製パンの仕事が100%。2代目、倉田昇一郎社長の就任後は、新規開拓を積極化して、売上を2倍、依存率を50%に引き下げました。さらに、会社を成長させるために、WEBを使った事業に進出。試行錯誤の末に、ポスター・メニュー・POPのデザイン・印刷の専門サイト「売上アップ+1」を立ち上げました。倉田社長とメンバーのみなさんにバリューマシーン・インターナショナルの評価をお聞きしました。

 

社長就任後、売上を2倍に

― 最初に会社の紹介をお願いします。

 

販促効果を高めるツールを制作

倉田社長:オーケー印刷社は、私の父が創業をしまして、今年(2021年)で54期を迎えました。創業から長らくは大手製パン様の仕事のみを請け負っていました。
私は5年間、他の印刷会社で営業の修行をして、平成元年に入社しました。1社依存は経営的に不安定だと考え、平成元年からの10年で、大手製パン様の比率を50%に引き下げました。
現在は飲食店を中心に、店舗ビジネスの販促ツールの制作と印刷を行なっています。
さらに、産業廃棄物にならない表面加工を開発し、ラミネートをなくすなど、販促効果に加えて、環境にやさしい製品開発を行なっています。

 

 

― シェアを50%に引き下げたということは、売上が2倍になったということですか?

 

倉田社長:そうです。経営基盤を安定させるための策が功を奏したと思います。

 

― 現在、バリューマシーンの河島社長とは、どんなお付き合いをしていますか?

 

倉田社長:月に1回訪問していただいて、スタッフを交えてプロジェクトミーティングを行なっています。ミーティングの場で出た課題の進捗や日々の仕事でのフォローや提案などは、メンバーのメーリングリストで議論をしています。丁寧な回答をいただけるので、会社が成長している実感があります。

 

― お付き合いのきっかけを教えてください

 

倉田社長:リコーさんとハイデルベルグさんが共同で開催していたセミナーに河島さんが登壇していて、お話をお聞きしたのがきっかけです。それまで印刷業は製造業という印象を持っていたのですが、マーケティングの概念を取り入れたいと思い、個別相談を受けました。そこでご提案いただいた内容をお聞きして即決しました。

 

「お付き合いは5年になります。」

― それまでにコンサルタントを使っていましたか?

 

倉田社長:いいえ。しかし、同業の社長からはコンサルタントの仕事内容や費用感を聞いていました。河島さんとお話をした後、ご提案いただいた内容と金額も良心的でした。お付き合いを始めて、5年ほどになると思います。

 

  

 

― 当時、社長が感じていた課題はありますか?

 

倉田社長:印刷業界は先細りしていくので、打開策を考えていました。ネット印刷が有効であると思ってはいましたが、安売り競争に入らずに、自社の強みを活かす方法を考えていました。

― 社長がお持ちだった課題に河島さんがヒットしたということですね。

倉田社長:その通りです。新しい柱を作る支援をしていただき、今では会社の一員のように仕事をしていただいています。

 

独自の分析シートで自社の強みを引き出す

 

― コンサルティングはどのように進行しましたか?

 

倉田社長:私と河島さんが話すのではなく、メンバーを選定してプロジェクトを動かす提案をいただきました。最初はメンバーで、自社の強みをどうクライアントに伝えるのかをディスカッションしました。

バリューマシーンインターナショナルには、会社の強みを引き出す独自の分析シートがあり、それを元にメンバーで考えました。

もちろん、試行錯誤はありました。ネットによる印刷サービスをやることは決めていて、あるメーカーさんのデザインテンプレートを活用したサービスサイト立上げを検討しました。しかし、調査、分析をしていった結果、当社オリジナルの企画で、強みを活かしたWebサービスをゼロから立ち上げることを選択しました。その第一弾が「売上UP+1(通称売りプラ)」です。

ネーミングは、河島さんから教えていただいている精神である「お客様の期待を1%でも上回る」というプラスワン活動から取りました。

念入りに企画を考えましたので、ホームページをリリースするまで1年ほどかかったと思います。

 

― 以前から、マーケティングの概念は社内にありましたか?

 

倉田社長:いえ。なかったですね。クライアントから指定された内容をデザインして、印刷や加工をしてお届けする仕事をしていました。依頼されたことを確実にこなすという社風だったと思います。

 

― 改めて、みなさんの役割を教えてください。

 

高橋さん:私の仕事は営業です。お問合せをいただいたお客様を訪問して、仕事を受注して制作をして納品させていただいています。

遠田さん:私は企画制作部でデザインなどの責任者をしています。

松田さん:私はWEB関連の制作とブラッシュアップ、広告の配信を担当しています。

佐藤さん:高橋と同じく、企画営業の担当です。

 

― 具体的には、どんな施策をやっていますか?

 

松田さん:集客に特化した売りプラの認知度を高めるために、PPC広告とスモールキーワードに特化したロングテールSEOを実施しています。コンバージョンを高めるために、サイトの改善も行っています。

「毎月30から40件の問い合わせをいただきます。」

 

― どんな成果が出ていますか?

 

松田さん:売りプラから、毎月約40程度の問い合わせをいただいています。広告予算は約40万円ですから、1万円の予算で問合せをとることができます。かなり効率よく運用できていると思います。

 

 

 

 

― 売上的にはいかがですか?

 

倉田社長:順調に伸ばしてきた矢先、2020年からのコロナ禍で、飲食店からの引き合いが減りましたので、小売業全般の方に認知していただけるように販路を拡大しました。この施策が成功して、厳しい状況でもコロナ禍前の売上はキープできています。

 

― 問合せから受注までの流れを教えてください

 

高橋さん:お問合せをいただいたお客様にご連絡をして、訪問をします。ご要望をお聞きして、提案をして受注、制作、納品という流れです。

倉田社長:売りプラは、ネットとリアルな営業が両方あって効果が出ています。高橋の受注率は驚異的で、リピート率もかなり高くなっています。集客に強いサイトと優秀な営業マンがいることで成り立つビジネスモデルですね。

 

― 佐藤さんもすごい先輩をお持ちですね。

 

佐藤さん:ヒアリング力、提案力もそうですが、そのお客様視点での寄り添い方など、毎日がすべて勉強になっています。

 

社長の本気と新しいことにチャレンジするメンバーを選ぶ

 

― プロジェクトを進行させるために大切なことはなんでしょう?

 

倉田社長:まずは、社長が本気で取り組むことだと思います。その上で、前に出過ぎずに、メンバーに任せていくということです。メンバー選定も重要です。当社も何度かメンバーを変更しています。考え方によっては業務が増えることになります。ですから、新しいことに積極的にチャレンジして、楽しめるメンバーを選ぶことが大切ですね。

 

― 他に会社が変化した点はありますか?

 

倉田社長:スタッフが自発的になったと思います。お客様に言われた仕事をこなすだけでなく、積極的に提案をするようになりました。売りプラをもっとよくしたいという意見も多く出てきます。河島さんには、知識とモチベーション共に、会社を成長させてもらっています。

 

― 成功事例を紹介してください

 

「お客様からはプライベートのお悩みも相談されます。」

高橋さん:ある飲食店様で、問合せをいただいてから注文まで3〜4ヶ月かかったことがありました。最初の訪問では受注になりませんでしたが、ご提案した内容を検討していただき、お仕事をすることになりました。それ以来、リピートをいただいています。また、販促の効果をフィードバックしていただけるので、他のお客様への提案にも役立てています。とても好循環のサイクルになっていると思います。

 

  

他には、仲良くなった女性の経営者様には、プライベートのお悩みを相談されることがあります(笑)

 

― 他に印象深いエピソードはありますか?

 

松田さん:コロナ禍で、問合せが減った時に、コスト削減のために広告をストップしようかという話になりました。その時に、河島さんから「今は確かに苦しいけど、今ここで広告をストップさせてしまうと、これまで積み上げてきたスコアや学習データが無駄になってしまう。ここは踏ん張るべきタイミングです」とゲキを飛ばしてもらいました。そこでディスカッションをして、飲食店から他の業種に宣伝をするように舵を切ったことが成果につながったと思います。

 

コンサルティングはマーケティングと社員教育の一環

 

― 改めて、バリューマシーンインターナショナルの強みだと思う点をお願いします。

 

1:熱い(高橋さん)

いつも自分ごととしてアドバイスをいただいています。河島さんはとても熱い人ですね。最初の頃、業務が忙しくてプロジェクトが動かないことがありました。河島さんの熱い話を聞いて、「もっとみんなでがんばろう」と泣いてしまったことがあります(笑)

 

「毎日、お客様の期待を1%でも上回る企画を考えています」

2:プラスワン活動の推奨(遠田さん)

デザインの仕事でも、少しでもお客様の販促効果を高めるように考えるようになりました。もっと期待に応えることはできないかと思いつつ、スタッフが仕事をするようになりましたね。

お客様視点で見る習慣もできました。そして河島さんの言葉はいつも説得力があります。

 

 

 

3:血が通ったコンサルティング(倉田社長)

まさに、自社スタッフのようにフィードバック、アドバイスをしていただいています。時には、厳しくスタッフを叱ってくれることもあります。社内的には、社長が叱ると問題が大きくなることもあります。そんな時には、あえて悪者になってくれることもあります。決して計算してではないでしょうから、河島さんの人柄だと思います。いつも紳士的で、私たちに寄り添う姿勢には、感謝しかありません。

 

― これから、どのような経営をなさっていく予定ですか?

 

既存の事業だけでは衰退していくことが予想されるので、新しい柱を作って強い会社にしたいと思います。具体的には、売りプラのようなサイトを複数作って、それぞれが5,000万円から6,000万円の数字が出せるように考えています。既に目標に向けて企画を進めています。
また、長く経営をしていくためには人材育成が欠かせません。ですから、社長である私は費用面の準備をして、どんどんスタッフの意見を取り入れていきたいと思います。
マーケティングと人材育成の両面で、河島さんにはお世話になっていくと思います。コンサルティング費用は、社員教育の一環だと考えています。

 

― 最後にWEB集客を検討している同業の経営者様にアドバイスをお願いします。

 

印刷業界で成長していくためには、新しい取り組みが必要です。しかし、社長が前に出過ぎずに、人材を育成することが大切だと思います。特に後継者育成を考えている社長は、今のうちにアフターコロナに備えて手を打てばいいでしょう。
WEBを使った事業は、数字によって結果が見えやすいので、経営判断も正確です。もちろん、作って終わりではなく、毎日少しでも改善を続けていくことで、収益性の高いサイトになっていきます。営業ツールとしてのホームページはこれからの印刷会社には必要不可欠だと思います

ぜひ、河島さんのお話をお聞きになった方がよいかと思います。